犀川(信濃川水系) – 長野県長野市
北アルプスから流れ出る梓川と中央アルプスから流れる奈良井川などの支流を集めて大きな流れとなって、犀川となり上杉謙信と武田信玄の合戦で有名な川中島付近で千曲川と合流して信濃川となって日本海へ注いでいます。雄大な背景の中で、北海道にも引けを取らない魚のコンディションで全国有数のフィールドとしてフライフィッシャーを魅了するトラウトリバーです。
フライフィッシングのフィールドとなるのは、犀川殖産漁協が管理する長野市の区域から大町市哉八坂・東筑摩郡生坂村の本流の区間と、犀川漁協が管理する東筑摩郡生坂村・長野市大岡松本市の区域の本流となります。
春の犀川
上流が解禁すると釣り人は少し減ってきますが、冬から続くローウォーターとクリアな水質で難しい展開になることも多い早春。そこから一雨ごとにコンディションが良くなっていきます。
夏の犀川
渇水にさえならなければ真夏でも比較的悪くない状況が続きますが、山間を流れるエリアなので増水時には立ち込める場所が限られてきます。大きめなウェットフライの全盛期。
秋の犀川
渓流が禁漁期に入ると一気に人が増える秋の殖産。放流ニジマスが固まるポイントでは数が出ることもありますが、ハイプレッシャーへの対策がカギ。
冬の犀川
年末年始あたりから一気に真冬モードへ。魚の動きが鈍くヒットはかなり少なくなってきます。日中はまとまったミッジのハッチがあるため小さなフライに反応することもありますが、状況次第では10cmを超える大型フライも活躍する時期です。
犀川殖産エリア
年間を通して放流を行っているので練習に向いたエリアです。平ダムの下から千曲川合流地点までの流域が対象となります。
長野市大岡大八橋 ~信州新町 更級橋はキャッチ&リリース専用エリアになっています。
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殖産エリアの水位
犀川漁協エリア・・・2/26-9/30のみ解禁
ブラウントラウトの割合が多く、梓川など支流が多いので本流も渓流も楽しめるお得なエリアです。平ダム上流の御曹司橋から上流となります。
上流側と下流側
中間にある「光橋」には水門が設置されており、ここから上の「上流側」は支流も視野に入れてテンポ良く攻める釣り、「下流側」はじっくりと魚の居場所を探りながら攻める釣りとなりますので、釣りのスタイルに応じて楽しめます。
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漁協エリアの水位
シーズン&遊漁時間
- ニジマスやブラウントラウトは通年
- ヤマメやイワナは2/16-9/30まで解禁
対象魚
- ニジマス
- ブラウントラウト
- ヤマメ
- イワナ
入漁料
セブン-イレブン 明科七貴店が24時間どちらのエリアの入漁券を扱っているので便利です。
殖産エリアだけを釣る場合はセブンイレブン 信州新町店がより便利。
食糧調達や待ち合わせにも便利なのでオススメ。
- 犀川殖産漁協:5,000円/年、1,000円/日
- 犀川漁協:6,300円/年、1,000円/日
遊漁規則
- イワナやマスは15cm以下採捕禁止(長野県条例)
- サケは通年禁漁
本流の釣り方
ドライフライの釣りとは違い、フライもルアーも流れに対してダウンクロスに釣るので釣り下ってください。先行者がいる場合は一声かけて、下流ではなくある程度の間隔を空けて上流側に入るよう注意が必要です。扇状に探り釣りしたら、数歩ずつ釣り下っていく流れとなります。