父島 – 東京都小笠原村
大小30あまりの島々が集まる小笠原諸島の中でも最大の面積を持つ父島。東京から約1,000km南に位置するため、竹芝桟橋から小笠原丸に乗ってかかる旅程は25時間。そんな辺境の小笠原村ですが、独自の歴史や文化を背景にハワイの田舎と日本の田舎が合体したような不思議な空気を持つ日本でも有数の場所と言えます。
生息する魚種
島の海岸線は岩礁とサンゴ礁、砂浜に囲まれており、小笠原海溝からの豊富な栄養や島中央部から流れ込む河川により豊かな生態系が形成されています。岩礁ではカンパチが接岸し、サンゴ礁ではトレバリー類やハタの仲間をはじめとした南洋の魚たちが群れをなしています。戦争中の埋立て前は広大な干潟が広がっていたこともあり、少数のボーンフィッシュも生息していますが、残念ながら深場で十分に餌が取れる環境でありつつ、残された干潟も小さいために浅瀬へ上がってくることは無いそうです。
また、川ではティラピアも泳いでいます。
地図
唯一の都道である240号線が南北の主要な場所をつないでいる父島において、釣りで便利なのはレンタル・スクーターです。
二見港… 様々な魚種
須崎… トレバリー類やハタの仲間
釣浜 … カンパチ
八ツ瀬川 … ティラピアやギンガメアジ
宿泊
二見港を中心とした集落にはホテルやペンション、民宿やドミトリーなどが並び、ニーズに合った宿泊を提供しています。
アクセス
東京都港区竹芝桟橋からフェリー「小笠原丸」で25時間。二等客室の往復でおよそ5万円程度です。
参考情報
潮位表