Follow me!

ブルックトラウトのフライフィッシング

2024/07/25イワナ属,サケ科,フライフィッシング,ブルックトラウト,対象魚

和名:カワマス、パーレッットマス
英名:Brook Trout
学名:Salvelinus fontinalis (Mitchill, 1814)

黄色い斑点と青く縁取りされたピンク色の斑点で他のイワナの仲間と簡単に区別できます。アンダーベリー(お腹)のオレンジ色は陸封型は強く出ますが、湖沼型や降海型はシルバー色が強くなりほとんど見られなくなります。同じ湯ノ湖・湯川でも場所によって特徴に幅が出てきます。

北米原産のイワナ属の魚で、日本へは1902年にトーマス・グラバーが発案して、イギリス大使館のハロルド・パーレットが尽力してアメリカ・コロラド州から発眼卵を奥日光の湯川と湯ノ湖に移入しました。

それから日本各地でも移植が試みられましたが、在来のイワナと同じ冬に産卵活動を行うために侵入生物として問題視されたため、現在では本州では奥日光と長野県・上高地、新潟県の一部河川、北海道でも道北・道東の一部の河川で自然繁殖しています。また各地の管理釣り場でも釣ることができます。

湯川で釣れた北米なみの37cmサイズのブルックトラウト、日本のイワナと同じく大きな魚が一番良い餌場を占領して大きくなる

ブルックトラウトの特長

性質や食性は日本のイワナやオショロコマと非常に似ていて、日中は障害物や岩陰などに仲間と一緒に隠れつつも、瀬のわきや開きのボトムに出てきて様子を見つつ、貪欲に餌を捕食するので、同じ場所から(同じ個体ではない)何度でも果敢にフライにアタックしてくることもあります。

フライタックルとラインシステム: リバー

国内では本流に住まず、小河川に分布しているため、「点」に着くことが非常に多く、「流す・誘う」よりも「狙う・誘い出す」方が向いており、使うフライやシステムによってフライタックルを組み分けます。

ドライフライ

狙った点を一発で打って出る場合と、何度か誘わないと出てこない場合があるので、正確かつ手返しの良さだけでなく、狙った場所の周囲にいる仲間の魚を散らさない工夫が必要になります。太陽光線に対するリーダーの違和感を減らす方がスプークが減るので、マキシマのカメレオンを使ったものがおすすめです。

フライ: ドライフライやイマージャー12番以下
ティペット: マキシマ カメレオン 5X-7X を5フィート以上
リーダー: マキシマ カメレオン テーパードリーダー 9ftまたは7.5ft (周囲に木が多い場所)
フライライン: DTフローティングライン3番
フライリール: 
フライロッド: シングルハンド7フィート

インジケーターニンフ

レンジが深いケースが多いので、ユーロニンフと同様の重さのウェイテッド・ニンフを扱えるセッティングとなります。

フライ: ウェイトの入ったニンフ 8-12番
ティペット: フロロカーボン 0.5-1号
リーダー: バリバス FHT 4X以上
フライライン: WFフローティングライン4-6番
フライリール: ディスクドラグのもの
フライロッド: シングルハンド8-10フィート

ユーロニンフ

深いポイントでは圧倒的な強さを見せます。

フライ:タングステンビーズヘッドのニンフ 8-12番
ティペット: フロロカーボン 0.5-1号
リーダー: インジケーターカラーライン2号
フライリール: ラインガードがついたディスクドラグリール(オープンスプールはラインが入り込むのでNG)
フライロッド: シングルハンド10-11フィート3番または4番

フライタックルとシステム: 湖

ライズ撃ちとストラクチャー撃ちができるタックルが適しています。

ライズ撃ち・ストラクチャー撃ち兼用

ライズを狙って一発で打ち返せるパワーとストラクチャーのキワに落とす正確さの両立が必要となります。

フライ: ドライフライやイマージャー10-18番をハッチに合わせる
ティペット: マキシマ カメレオン 4X
リーダー: エアフロ ポリリーダーフローティング 10ft
フライライン: SAアトランティックサーモンショート4/5F、ケンキューブEXシューティングライン フローティング
フライリール: ディスクドラグ
フライロッド: スイッチハンド9-10フィート

[itemlink post_id="14204″]