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コーホーサーモン(シルバーサーモン)のフライフィッシング

イワナ属,サーモン,サケ科,フライフィッシング,対象魚

和名:ギンザケ
英名:Coho Salmon, Silver Salmon
学名:Oncorhynchus kistutch (Walbaum, 1792)

標準で50-75cm、3-8kgくらいと、タイヘイヨウサケ科としては中型となるサーモンかつ私たちの食卓に浸透しているコーホーサーモン、日本の川へは遡上しませんが、海洋を回遊している群れがジギングで釣れる他、陸封型が管理釣り場や漁協管理河川に放流されてアングラーを楽しませています。北米からロシア沿海州の沿岸河川に秋に遡上するものは、個体によっては90cmサイズまで成長するため、ハードファイターとしてアングラーたちを魅了しています。

日本のシロザケと遡上時期やサイズが似ていることで、従来からの機材や設備が流用できることや、海面養殖が盛んなため、国内で養殖されたものが「塩鮭」として流通したり、チリで養殖されたものが輸入され、コンビニの「塩鮭」やスーパーの「シャケフレーク」として流通しています。

コーホーサーモンの特長

自然界では孵化後に1-2年ほどを産卵河川で過ごした後に全数が海または湖へ降り、3-4年かけて成熟した後に秋に河川へ遡上します。

国内で狙えるコーホー

陸封型は低水温に強く冬から早春にかけて25-35cmほどの成魚が芦ノ湖などの漁況管理河川や管理釣り場に放流されることが多くなっています。サクラマスと同じく群で行動するので、タイミングを読んでウェットフライやニンフをプレゼンテーションする釣り方となります。

パシフィックサーモンの仲間たち

北米では同じ旅でこれら全てをキャッチすることを「サーモングラムスラム」と呼んでいますが、これを求めて世界中からサーモンフリークたちがアラスカやカナダ・ブリティッシュコロンビアを目指します。

  • チヌークサーモン
  • コーホーサーモン
  • スティールヘッド(レインボートラウト)
  • ピンクサーモン(カラフトマス)
  • ソッカイサーモン(ベニマス)
  • ケタサーモン(シロザケ)

フライタックル:リバーフィッシング

しっかりと沈めるフライやシンクティップを扱うだけで無く、コーホーサーモンの強いファイトに対抗するためには、それなりの強度も求められます。標準となるのは場所に応じて選ぶ13-15フィート8-10番のツーハンドロッド。さらにロッドの長さとバランスを取りつつ強いファイトを制するために堅牢な作りのサーモン用フライリールも必要となります。

岩の裏や窪みなどのピンポイントへフライを流し込まないとならない場面も多いため、先端のシンクレートや長さを可変できるスカジットが適しています。

また支流やインレットなどの狭いスポットを攻略したり、ドリフトボートからも使うことができるシングルハンド9/10番タックルも必要となります。

フライタックル:湖&エリアフィッシング

※後日追加

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