セイキチ 小松沢
フライフィッシングを始めたきっかけ
私がフライフィッシングを始めたのは 2000年頃です。
フライフィッシングを始めるきっかけは、親友がアメリカのメイン州に住むことになり、訪問を兼ねてその周辺で釣りをしようとなったことに始まります。その頃は、3wt 7ft の日本の渓流向けのタックルを使って、ドライフライで釣るといったスタイルでした。
その数年後、その彼がニュージーランドで働くこととなり、年 1 回のニュージーランド釣行が恒例行事となりました。ニュージーランドでは、ニンフでの釣りの人気が高く、想像以上に重たいフライを使った釣り方をする必要があったため、5wt 9ft の多用途向けのタックルを使ったドライフライとニンフを混合したような釣り方にスタイルが変化していきます。
フライフィッシング競技者へ
彼は、その後もニュージーランドで仕事と釣りを続けていたのですが、とあることがきっかけで、ニュージーランドのナショナルチームメンバーと知り合いになり、ニュージーランドのフライフィッシング競技会に出場するようになりました。彼がナショナルチームのメンバーから得た情報を提供してくれたお陰で、ニンフィングのスタイルがチェコニンフのテクニックを基本とした釣り方に変化し、釣果をどんどん伸ばせるようになっていきます。
ある程度自分の釣り方にも自信が持てるようになってきたことに加え、彼からの誘いもあり、2006 年から、私もニュージーランドの国内競技会に参加することにしました。競技会に出場することで、ニンフィングだけではなく、ドライフライとニンフのコンボ、ストリーマーを使ったストリッピングでの釣りの必要性を感じ、競技会に必要なテクニックを追求するようになります。
その後も、ニュージーランドの国内大会の地区予選に出場し、2008 年には全国大会の出場権を獲得、2009 年の NZ National Fly Fishing Championship に出場しました。
加えて、2008 年に FIPS-Mouch が母体となって開催する、World Fly Fishing Championship がニュージーランドで開催されることが決まり、Team JAPAN の一員として、初めての国際大会に出場する経験も得ました。
その他にも、南半球の国が主催となって行われる Oceania Fly Fishing Championship に 1 回、ヨーロッパで開催された FIPS-Mouch World Fly Fishing Championship に 2 回出場しています。
出場した大会での成績はお世辞にも良いとは言えませんが、ヨーロッパスタイルのニンフィングとフライフィッシングの競技会ルールを知っている数少ない日本人だと思っています。
Date | Championship Name | Category | Country | Region | Placing |
Nov.2006 | Auckland Championship | NZ Regional | NewZealand | Ohinemuri River | 9th/13th |
Oct.2007 | Auckland Championship | NZ Regional | NewZealand | Ohinemuri River | 4th/16th |
Mar.2008 | 28th FIPS-Mouch World Fly Fishing Championship | World | NewZealand | Rotorua | 60th/99th |
Nov.2008 | Auckland Championship | NZ Regional | NewZealand | Ohinemuri River | 2nd/15th |
Feb.2009 | NewZealand National Championship | NZ National | NewZealand | National Park | 15th/25th |
Mar.2013 | Ociania Fly Fishing Championship | Regional | NewZealand | Rotorua | 16th/25th |
Sep.2018 | 38th FIPS-Mouch World Fly Fishing Championship | World | Italy | Comano | 105th/148th |
Nov.2019 | 39th FIPS-Mouch World Fly Fishing Championship | World | Australia | Tasmania | 100th/119th |
プライベートのフライフィッシング
競技会に出場することが多い私ですが、対象魚はトラウトだけにはこだわっておらず、鯉・ナマズ・ブラックバスなどの淡水魚、シーラ・イナダ・シーバスなどの海水魚もターゲットに、幅広くフライフィッシングを楽しんでいます。