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フライフィッシング四方山話#2 – 生で食べられる!完全陸上養殖サクラマスとサツキマス

2020/11/25グルメ,フライフィッシング

いつも釣り優先の場合はキャッチ&リリースをすることで、フィールドにいる魚の個体数を減らさないようにしたり、他の釣り人のための楽しみを残しておいたりするわけですが、大抵の場合はキープするための装備を置いていったり、水質的に問題があるからキープしないことが多いと思います。しかしそんな状況でも時々「ああ、食べたら美味しそう・・・逃すのもったいない」という魚にも出会うと思います。

そんな魚の頂上に確実にいるのがサクラマスとサツキマス。刺身やお寿司に使われるアトランティックサーモン(チリ産とノルウェー産)も通常のサーモンと比べて癖が無く脂が乗っていて美味しいですが、国内で生産されるサクラマスとサツキマスはそれをさらに上回る美味しさ!普通のサーモンが「あ、鮭っぽい、じわーっと旨味、鮭っぽい後味」で来るのに対して、「お、白身とマグロの中間?とろーっと甘みと旨味、ふわーっと消える」で舌を魅了します。

完全陸上養殖って?

通常のサクラマスやサツキマスは長期間海洋を回遊している間に、アニサキスなどの寄生虫がくっついてしまうことが多いので生食しづらいですが、完全陸上養殖は卵から成魚になるまで、陸上の生簀に管理された寄生虫が入り混まない状況を作りつつ美味しいサイズに育てます。伏流水を使った淡水養殖で幼魚を育てたら、寄生虫がいない海洋深層水を使った海水養殖で成魚に育てる組み合わせで養殖しています。

富山射水の「いみず さくらます」

射水市で生産されている完全陸上養殖のサクラマスです。西日本の料理店への流通が優先でなかなか関東では食べられないのが哀しい・・・。2017年シーズンはJR西日本が流通元となり「べっ嬪さくらます うらら」というブランド名で「魚河岸日本一」がパートナーとなっていて食べることができました。

https://imizu-sakuramasu.com/

伊豆天城の「紅姫あまご」

伊豆の回転寿司「花まる伊豆高原店」でたまたま食べることができたのですが、下山養魚場でサツキマスサイズまで養殖してから生食できる美味しいアマゴです。

http://www.amago.co.jp/cgi/mailformpro2_s/shopping.html

その他・・・都度更新

三重や淡路島でも生産しているらしいのですが、情報が確認できたら更新します。ああ、食べたい・・・。