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パーマシーニー・ベル

ウェットフライ,カゲロウ,スイング,フライパターン,フラットスレッド

北米で発展した湖や本流のトラウトの釣りで使われるトラウト・ウェットフライのほとんどは水生昆虫や甲殻類・ベイトフィッシュを表現する中でもユニークな、ブルックトラウトの「ヒレ」を表現する「トラウトフィン」と呼ばれるアトラクターの元祖。それがパーマシーニー・ベルです。

ウイングを目立たせる方がストリーマー的な効果がUPします

メイン州の釣りの聖地「パーマシーニー湖」に棲む大型のブルックトラウトやランドロック・アトランティックサーモンを釣るために、1878年に弁護士でフライフィッシングに関する著者でもあるヘンリー・P・ウェルズが発案したトラウトフィンの元祖。1892年にメアリー・オーヴィスに紹介されてアメリカン・クラシックに加わりました。

一口メモ

国内では北米のクラシック・ウェットフライがきちんと伝わっておらず、「パーマシェンベル」と間違って表記されていますが、このパターンのことです。

構成と特長

ブルックトラウトに限らず、イワナ属の魚たちはヒレの縁が白く縁取られています。ストレスを感じた魚は他の魚のヒレを齧ることがありますが、そのリアクションを引き出す狙いだけでなく、小型の魚を捕食する肉食トラウトを誘うためにカラー構成が組まれています。また、輪郭はカゲロウなど水生昆虫のイマージャーのようにも見えるので、複合要素が効果をもたらすアトラクターと言えます。

オリジナルはバットにサーモンフライの影響でオーストリッチハールのブラックを巻きますが、このサイズのウェットフライでは効果が見込めないのでフラットスレッドをフロス代わりに使います。

ステップ解説

グースショルダーを切り出して、左右ペアとなるウイングおよびテールをマリードしておきます。

  • ウイング: レッド 3:ホワイト1未満のバランス
  • テール: レッド1:ホワイト1のバランス

※マリードについては別途解説。

フックをバイスに固定したら、スレッドでシャンク後端まで下巻して、フラットワイヤー(またはフラットティンセル)を取り付けます。

タッチ&ターンでぴったり巻いてタグを形成します。

フラットワイヤーがシャンク下側に来るように巻き留めたらば、ペアにしたテールをピンチラップで軸線上に巻き留めます。

スレッドを反時計回りに回転してフラットな状態にしてから、往復させながらフックポイントの真上までバットを形成します。

スロートハックルの取り付け位置に合わせてテールの余分をカットしたら、フロスを揃えるようにして巻き留めます。

スレッドを前進させながら凹凸がないようにフラットに下巻きします。

フロスを指でしごいてフラットにしながら往復させてスムースなボディを形成します。

フラットワイヤーでリビングして巻き留めてからスレッドで綺麗にしておきます。

同じサイズのヘンハックルのホワイトとレッドを用意しておきます。

ハックルティップを巻き留めて、まずはホワイトからハックリング。

同様にレッドをハックリングしてから、指で揉んで馴染ませておきます。

ウイング後端をテールとフック最後部の中間に合わせてから、ピンチラップで固定。余分をカットしてスレッドでヘッドを整えたらウィップフィニッシュ。UVレジンのクリアーでコーティングしたら固めて完成です。

バリエーション

バーグマン派によるモダン・アレンジで最も実績の高いパターン。

マテリアル

フック:ドヒーク HDS #8, #10, #12
スレッド:テックストリーム スタンダードスレッド8/0 ブラック
タグ: ドヒーク フラットワイヤー 0.2mmシルバー
テール:グースショルダー ホワイトとレッドのマリードペア
バット: スレッド同上
ボディ:テックストリーム レーヨンフロス イエロー
リビング:フラットワイヤー同上
スロートハックル:インドヘンネック ホワイトとレッド
ウイング:グースショルダー ホワイトとレッドのマリードペア

ストレッチ性・滑りづらさ・細さを兼ね備えたスレッド。

フラットで滑りづらく光沢があるのでフラットティンセルとして使える便利なフラットワイヤー

ツール

バイス

3種類のバイスヘッドを使い分けて、ミッジからチューブフライまで巻くことができるペデスタル型バイス

ハックルプライヤー

ピーコックハールを束にしてホールドする時や、スロートハックルの巻き付けに便利。

シザース

先端がピンセットのように細く、ウイングのカットや細かい部分のクリーニングにとても便利なシザース。

ヘッドのコーティングを素早く綺麗に行えるUVレジン。ハケ付きの遮光ボトルを用意しておいて、ハケの先端をハサミで細くカットして狭い箇所でも使いやすくしてから、レジン液を移します。

使い方

湖のインレットや流れが合流する場所などで使います。

魚が潜んでいるストラクチャーへドリフトさせてから、ターンまたは定速スイングで誘い出します。深い場所ではWウェットに組んで、レンジキープしながらホバーさせて誘い出します。

戦績

  • ニジマス
  • ブラウントラウト
  • ブルックトラウト

タイヤー