磯の小物でソルトフライ

2020/12/02ソルトフライ,フライフィッシング,三浦半島,小物釣り,

2014年ワールドカップブラジル大会はドイツの優勝に終わり、彼らのゲームにおける精神的な強靭さや冷静さが際立つとともに、残酷なまでのゴールへの執着が目立ちました。準決勝戦でのブラジルに対する7対1という圧倒的な勝利、決勝戦においてアルゼンチンを完膚無きまでに粉砕する様は、南米のサッカーファンのプライドを傷つけるだけでなく、何か目に見えない力に守られているのではないか、という噂まで広まりました・・・。

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[ドイツ圧勝の後ろ盾?ドイツ人ヨーセフ・ラッツェンガーこと、ローマ法王ベネディクト16世]

確かに呪いのようなものはあったのかもしれません。クラブが応援するチームもことこどく敗退。イングランド、オーストラリア、韓国、イタリア、ポルトガル、スペイン、そして日本・・・。すべてグループ予選で敗退したので、フランス、ブラジル、アルゼンチンを応援しましたが、全てドイツ相手に敗退です。まぁ、いかにドイツチームがずば抜けて優秀だったかということに尽きるのですが。

さて、釣りの話に戻りましょう。ワールドカップ終盤、うちのメンバーの不用意な挑発発言により、アルゼンチンのアングラーが頭にきてFacebookで喧嘩をしていた頃、地球の反対側ではフランス・日本混合チームがつまらないサッカーの試合をよそに、神奈川県三浦市三崎の近辺で、フライフィッシングに興じていました。大潮で魚の活性が上がっている夜でしたので、何か起きるだろうと期待してフレンズ会のルーさんと私とで現地へ向かったのですが、驚いたことに普段は城ケ島の磯から出てこないヒラスズキが群れで回遊している場面に遭遇しました。

残念ながら何回キャストしてもフライの後ろからついてきたり、時々ついばむだけで一切ヒットには持ち込めませんでしたが、船のライトが照らす幻想的な風景の中でフライロッドとテンカラ竿を振るだけでも気分は良いものです。「ボウズ」で東京へ戻るのは悲しいですから、久々に海の小物釣りをフライでやってきました。

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今回の釣場について

三崎は三浦半島の突端に位置する小さな町で、西を相模湾、東を浦賀水道に挟まれた格好の釣り場となっています。と同時に横浜や都心からのアングラーの数も多く、なかなか難易度の高いポイントが多いといえます。フライの小物釣りは、それを横目にニッチな釣りですので影響は皆無。ちなみに夏場は家族で遊びに行くことも多いので、#32フックに巻いた「ウジフライ」を短い竿につけてあげて、それでネンブツダイやハゼを釣ったりしています。この釣り方、シュノーケリングしながらの釣りにも応用できるので、別の機会に紹介します。

SouthOfTokyo

フライパターン

「ウジフライ」はその後このフライへ進化しましたので、こちらをご参照ください。

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