ライギョ

2020/11/25タイワンドジョウ科,フライフィッシング,ライギョ,対象魚

和名: ライギョ / 韓名:カムルチー
英名:Northern Snakehead
学名: 
Channa argus (Cantor, 1842)

ヘビのような模様と顔つきとは裏腹に、とてもユーモラスにフライにゆっくりと反応し、襲う時は一気に飲み込む怪魚。

東アジア全域に生息し、日本にも古来から生息していましたが、20世紀に朝鮮半島から大量に輸入されたことがきっかけに全国へ生息地を広げました。本来待ち伏せ型のハンターですが、その生息地に他の外敵がいないため、焦らずに何度も餌となる魚を攻撃して弱らせてから飲み込んだりします。また、食欲が旺盛で、水鳥の雛やウシガエルなども襲って飲み込んでしまいます。

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特長

水温が暖かい時期に非常に活発に捕食を行います。水の流れのゆったりとした池や浅い湖、小河川などを好み、餌となる大量の魚や蛙などが生息する場所には必ず隠れています。捕食するときには密生した藻の陰や障害物に隠れながら獲物に接近して、くわえた後一気に引きずり込もうとします。ロッドによるリフティングパワーの弱いフライタックルで狙う時は、取り込みまでの段取りを考えてから狙うことをおススメします。

フライタックル

通常サイズのライギョを狙うには、6~8番タックルを使います。空気抵抗の大きいポッパーのようなフライを投げる時には8番、警戒心の強い魚を狙う際には6番で慎重に狙うことも多いです。ある程度の大物を水草の密生した場所の近くで狙うリスクがある場合には初めから10番タックルの使用がファイトも短時間ですみ、魚に負担を与えないためにもお勧めです。ソルトウォーター用のロッドや北米やヨーロッパに生息するパイク向けに開発されたフライロッドが一番適しています。また、習性もパイクと酷似しているため、パイク向けのフライパターンなどを参考にされると良いでしょう。

ライギョは一度くわえた餌を飲み込み続けることと、口の中には鋭い歯が生えているため、リリース時には柄の長いプライヤーや、マウスオープナーと呼ばれる口を開いておく器具が必要になります。大きな個体は、ライギョ専門で狙うルアーアングラー達が守り続けている魚ですので、優しく扱ってトラブルの無いように努めてください。

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